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よくいただくご質問
害虫・害獣 防除駆除について
- 「ペストコントロール」って何ですか?
- ペストコントロールとは有害生物防除を意味します。
ペストとは、「不快なもの」「やっかいなもの」「不衛生なもの」「不経済性をもたらすもの」の総称で、ネズミ、ゴキブリ、ダニ、蚊、ハエや有害なカビ、細菌、ウィルスなども含めた生物・害虫を指します。それらを防除(コントロール)するのが私たちの仕事です。その従事者はPEST CONTOROL OPERATORと呼ばれPCO(ピーシーオー)と略されます。
ペストは人や環境によって異なります。一般家庭、食品工場、病院、百貨店、公共施設、学校などさまざまな場所で、最適な防除方法により、安全で快適な環境作りのお手伝いをさせていただいております。 - 殺虫剤は安全ですか?
- 使用方法が適切であれば心配ありません。
建物内での施工に使用する殺虫剤は基本的に薬事法で承認された医薬品、医薬部外品を使用しています。これらは安全性を十分考慮し開発されております。しかし、殺虫剤の過剰な使用や不適切な使用は弊害をもたらすのも否定できません。
当社では事前の生息調査に重点をおき、殺虫剤だけに頼らない防除方法も検討させていただきます(物理的な方法・清掃など)。そして、殺虫剤の使用は、必要な箇所に必要最小限の量を使用し十分な効果が得られる安全な施工を心掛けております。
また、殺虫剤の特性など注意点は、MSDS(製品安全データシート)などを用い、事前にご説明させていただきます。 - ゴキブリって本当に汚いのですか?
- とても汚いのです。
ゴキブリの体の表面全体には多くの菌が付着しています。また菌の付着したものを食べ、腸内で増殖させて菌を多く含んだ糞をします。それらの菌の中にはO-157などの病原性が含まれている危険性があります。
ゴキブリが歩き回る(行動する)ことにより、菌があちこちにばらまかれ食中毒を引き起こすことは十分考えられます。 - ゴキブリはゼロにできるのですか?
- ゼロレベルであれば可能です。
一時的に、一匹もゴキブリがいない状態を作るのは可能ですが、その状態を維持していくことは大変困難です。その理由は、対象場所の生息数を完全にゼロにしても、外部からの侵入があるからです。ゴキブリはさまざまな経路で対象場所へ侵入してきます。自ら歩いてきたり、物や人に付着してきたり時には飛んできたりもします。そして放っておくとすぐに棲みつき、繁殖してしまいます。
そして建物の構造、対象場所の環境もゴキブリの侵入・生息に大きく関係しています。隙間だらけの建物ではゴキブリは簡単に侵入してしまいます。残飯や水分はゴキブリの餌や誘引物になり、不要なものの隙間はゴキブリの隠れ家になってしまいます。これらの問題を考え、当社では増えてしまったゴキブリをまず徹底的に駆除し、生息数をゼロにした後、その生息数レベルを維持していくL型管理を行っております。
徹底駆除し、定期的な訪問点検により、その後の侵入をトラップにより監視(モニタリング)し、侵入・繁殖を予防していきます。同時にお客様への設備改善・清掃などのご提案を行い、ゴキブリの棲みつきにくい環境改善のお手伝いもさせていただきます。お客様のご協力も必要ですが、ゴキブリゼロレベルの維持は可能です!
- ネズミ駆除は可能なんですか?
- 可能です。
当然、ネズミの駆除は可能です。毒えさ・粘着トラップ・忌避剤・防鼠ブラシ・その他あらゆる方法を組み合わせて駆除防除いたします。しかし、ネズミが侵入するには原因があるのです。その根本原因を取り除かない限り、一時的な対処療法であり、何回も被害が繰り返されます。その原因の主なものは、建物の老朽化や構造自体であることがほとんどです。そのため、完全な防除をするには、封鎖工事や建物の改修が必要になることもあります。大変なコストが掛かることも予想されます。そのために確実な調査を行いコストと効果の比較を実施し、責任を持ってご提案いたします。
シロアリ 防除駆除について
- シロアリは、冬には活動しないのですか?
- いいえ、します。
ヤマトシロアリは、6℃前後で活動を始め、12℃~30℃で活動好適温度となります。ですから、冬でも暖かい日や暖かい場所では活動します。
- 羽アリが出たところに市販の薬をかけたらおさまったのですが、もう大丈夫なのですか?
- いいえ、まだ安心できません。
ヤマトシロアリでは、コロニー(巣)全体で数万の個体数がいるといわれています。そのうちの3%前後が羽アリとなって群飛します。その羽アリが駆除できても、そこにはまだ97%前後のシロアリが残って活動していることになりますので、被害が広がる可能性があります。
- 薬剤を使用することに抵抗があるのですが?
- 適正な処理で安心をお届けします。
当社では、人と環境に配慮した安全性の高い低臭性の製品を使用しています。なお、天然植物成分を用いた製品も取り扱っております。適正な場所に適正な処理を施すことにより、安心して生活していただけると考えております。
- シロアリ防除をすると、ゴキブリやネズミもいなくなるって本当?
- 本当ではありません。
シロアリ防除は、あくまでもシロアリ対策用ですので、ゴキブリやネズミに対して効果は望めません。ゴキブリにはゴキブリ用の対策を、ネズミにはネズミ用の対策を行うことが必要です。
- 床下がコンクリート(ベタ基礎)だから、シロアリは侵入しないと思うのですが…?
- ベタ基礎でも侵入は考えられます。
玄関部分や勝手口部分、床下の配管まわりや金具のすき間、基礎についた断熱材(基礎断熱工法)など、ベタ基礎でもシロアリの侵入経路はいくつか考えられます。
検査・分析について
- 加熱調理する食品であっても加熱前のものを検査する意味はあるのですか?
- はい、あります。
食中毒を起こす細菌には、黄色ブドウ球菌などのように毒素を出すものがあります。この毒素は加熱調理によって分解されないので、加熱前の食品の汚染状態を知っておく必要があります。また、加熱調理によって細菌の数は減りますが、通常の加熱調理ではゼロにはなりません。ゼロにするためには121℃で15分の加熱が必要です。このようなことから、加熱調理前であっても細菌数が少ない方がよいのです。
- 食品に直接触れない箇所の拭取り検査を行う意味はあるのですか?
- もちろん、あります。
調理台などは、盛付け中に無意識に手を触れることがあります。そのような場所が汚れていると、そこへ調理従事者が手を触れることで間接的に食品への汚染が心配されます。そのため、調理従事者の動線を考え、手が触れると思われる箇所の拭取り検査を行う必要があります。
- 検便を提出日の一週間前にとってしまったけれど、検査できますか?
- 保管場所に気を付ければ大丈夫です。
採便管の中に、細菌をそのままの状態で保存するための寒天状の培地が入っていますので、常温で一週間程でしたら大丈夫です。ただし熱に弱いので、直射日光にあたる場所や、日中の車内での放置は避けてください。
ただし本来、食品取扱い従事者の検便を行う目的は、病原菌を体内に持っていても下痢などの症状が出ていない人、いわゆる「健康保菌者」を早期発見し、食中毒の発生を予防することです。従って、最新の体調を知り食中毒を予防するためにも、検体はなるべく新しいものが望ましいのです。 - 食品検査の結果を見ても、どう判断してよいのかわかりません。
- 当社から判断をご提示します。
食品衛生法に基づき、食品に応じて「国の成分規格」「県の指導基準値」等が設けられています。当社では、所在地である静岡県と浜松市の指導基準をもとに判断し、それらの基準値を超えた場合は成績書に赤字で表示しています。また、食品をお客様に提供するまでの時間も踏まえて、検査結果に基づく指導を行っています。
- 従業員にきちんと手洗いを行わせるにはどうすれば良いですか?
- 目に見えるかたちで汚れを示すのが効果的です。
微生物の汚れは目に見えません。汚れ(微生物)を目に見えるかたちで示すことで、従業員の方に汚れを認識させ、手洗いの重要性を意識付けさせることができます。当社では手のひら形のスタンプ培地を用いた検査を行い、検査結果(細菌の培養結果)を写真に撮って成績書とともにお渡ししています。そうすることで、自分自身の手のひらがどれほど汚れているのかを知ることができるため、従業員教育に有効利用していただいております。
モノクロラミン消毒について
- 利用者が飲んでしまった場合の人体への影響はあるのですか?
- 水道法施行規則第17条で水道水への利用も認められているため安全です。
- 塩素のように肌がピリピリする感じはあるのですか?
- 皮膚刺激性試験で無刺激と判定されています。
- 全国で何施設設置されているのですか?
- 営業に使用しているのは4施設です。また、実証試験で他に5施設で使用をして良好でした。
- 設置する場所が高温になりますが機械的には問題ありませんか?
- 試験はしておりませんが、50℃位までなら問題ないだろうと機器メーカーから回答をいただきました。
- 遊離残留塩素と同じ濃度で管理すれば良いですか?
- 公衆浴場法でモノクロラミンは3ppm以上で管理を行うようになっており、濃度の上限はありません。
上限のない理由は、次亜塩素酸ナトリウムとは違い粘膜や皮膚に対して無刺激だと判定されているからです。 - 濃度測定はどのように行うのですか?
- 測定方法は現在と同じですが、モノクロラミンと同じ濃度になる全塩素測定で管理していただきます。