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消毒設備・導入フロー

モノクロラミン消毒の設備概要と導入について

モノクロラミン消毒は、施設の規模や使用状況に応じた設備をご提案可能です。

設備概要

モノクロラミン生成設備

循環水のモノクロラミン添加の構造図
モノクロラミンは保存に向かないため、効果的な消毒を行うためには現地で生成する必要があります。マルマは安全で手間のかからないモノクロラミン自動生成・添加装置をご提案しています。

管理・運用

モノクロラミン生成

水道水または井戸水に「専用薬剤A(次亜塩素酸ナトリウム)」と「専用薬剤B(硫酸アンモニウム)」の2剤を順次添加して生成させます。モノクロラミンを循環水に注入するので、温泉水にも問題なく使用できモノクロラミン以外の悪臭成分を生成することがありません。

濃度管理

濃度を3mg/Lに維持できるように設計した機械を使用するため濃度管理が容易です。全塩素濃度測定器と組み合わせて濃度を自動制御する方法と追加する湯量に応じ一定量のモノクロラミンを注入して濃度を一定に保つタイマー方式の2種類の方法が選べます。

安全性

機械で生成・注入しますので人手はかかりません。
機械トラブルはpHセンサー等で異常を感知し、自動停止し異常ランプ等で素早く対応できるため安全な管理が可能です。

実例紹介

バイオフィルム除去効果

現在導入中施設での結果
このような声が寄せられています。
  • 異臭が感じられなくなった。
  • お客様からもゆっくりお湯に入っていられると評価された。
  • 多人数が入浴しても湯の汚れが目立たなくなった。
  • 配管内の汚れが目立たなくなった。
  • 週1回の浴槽内の清掃が軽減し、清掃時間の短縮につながった。
  • 日々の濃度管理が楽になり、他の業務に専念する時間ができた。
  • お湯がきれいになった。
源泉においても安定性が確かめられています
鉄イオン、マンガンイオン、アンモニア態窒素などの次亜塩素酸ナトリウムを消費してしまう成分を含む源泉の場合、添加直後に次亜塩素酸ナトリウムはほぼ消失し、消毒剤としての効力をなくしてしまいます。
一方、モノクロラミンは、経時での濃度低下はあるものの、比較的安定して濃度が維持されました。モノクロラミンを用いることで濃度維持管理が容易で、より良い消毒効果が期待されます。

導入フロー

  • 現場調査

    聞き取り 泉質 設備構造 浴槽数 使用水量 利用客数 清掃回数 メンテナンス方法など
  • 水質検査

    泉質とモノクロラミンの適合試験
    温泉成分の分析(アンモニア態窒素、pH、鉄イオンなど)現地で採水し適合試験
  • お見積もり

    モノクロラミン生成設備の設置費
    導入後の専用薬剤(次亜塩素酸ナトリウム、硫酸アンモニウム)の価格等
  • ご契約手続き

    モノクロラミン生成設備・専用薬剤ご購入手続き 工事予定打合せ
  • 装置の設置

    据付・稼働
  • モノクロラミン濃度安定の確認

  • 運用開始

モノクロラミン消毒の注意点
  1. 酸性の温泉泉質ではトリクロラミン等の悪臭物質が生じるため、使用できません。
  2. 直接河川などに排水する場合には中和が必要です。下水や浄化槽を通せば問題ありません。
  3. 粉末剤の販売がありますが、成分・濃度が安定しないのでお勧めできません。
    (自動制御や機械注入で安定した濃度管理が可能です)

モノクロラミン消毒に関するお問合せ先

株式会社マルマ 研究開発部

TEL. 0120-00-6400

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